ミラー クラス ディンギー

イギリスの ジャック ホルト 設計の小型ヨット。

でも何か変。

二本マスト４枚帆の小さな帆船

船齢は不明です。
横須賀あたりの米軍の関係の外国の人が作ったもののようです。
洋服の型紙のように裁断された合板を銅線で縫い上げてグラスファイバーテープで水密と強度を持たせて作る自作ヨットのキット。
世界に７万艇、日本に４００艇くらいとききますが、我が艇はその中でも少数派ではないかと思います。
１９９３年頃に、横浜ジュニアヨットクラブの当時の校長（故人）に譲っていただきました。
その時既にガサガサに乾いてしまっていたものを、３年程かけてリストアしましたが、完成した頃にクルーザの方に乗り換えてしまいました。完成後は、3度ほどしか水にいれていません。

本来スループ（一本マスト２枚帆）であるものが、建造当時葉山にあったスッテッチアンドグルー工房さんの追加キットを用いてダブルヘッドセイルのヨールリグにされています。（ミラーケッチとよんでいたようです。ミズンマストが舵軸より前ならばケッチ、後ろならヨールということなので、ウチではYawlとよんでます。）
その日の気分でキャットリグ（一本マスト一枚帆）にもスループリグ（一本マスト２枚帆）にも、ヨールリグ（二本マスト４枚帆）にもなる仕掛けです。
メインセール、ジブセールは新品、メインマスト以外のスパー類も、船体キットの販売店にパーツ分けさせたり自作したりで、ほとんど新品状態です。
デッキは、マリングレード合板入手困難のため、米松タイプ１合板で全部張り替え。
アフトデッキに2つの蓋付のハッチを空けてあり、発泡スチロールを内張りしてアイスボックスになるようにしてあります。冷たいビールなど沢山運べます。

バウスプリット、スタンヤード、ティラー、新調（自作）。
ブーム、ガンター、純正パーツで新調。
センターボード、ラダーボード　自作で新調、顔が写ります。

以下色々列挙してみますと

船検　平成12年8月で失効
　　　定員3名（機走時）
ヤマハ　2馬力船外機
船検備品一式
ハーケンカム付きブロック
コンパス
手漕ぎ用オール　クラッチ付き
自作　ウィスカーポール　2本
自作　スピンポール　（スピンセールは無し）
アンカー　アンカーロープ３０m
自作木製船台
オーニング　写真の全部被さるもの1枚
　　　　　　マストを立てた状態で被せるもの1枚

こんなところでしょうか。 結構な費用と労力とを注いだものだと思います。
（新と言ってますがリストアの終わった’９６頃に調したということ。その後あまり使用していないということで...）

ヨールリグですので、メインセールをブームにラッシングしてしまえば、強風時でも、ステイスルとミズンスルだけでヒールさせずに、安全に走れます。ミズンのおかげで良く昇ります。
私はシングルハンドでも4枚張りで走ってました。シート4本持って鵜匠のように、、、
画像の鎌倉材木座から江ノ島辺をノンビリセーリング。ケンケンや潜行板など曳きながら。稲村の鼻の潮目や潮の巻く辺でカマスとかワカシなど釣れたのがよい思い出です。



なかなか乗ってやれないので船にはかわいそうなことをしています。
何方かメンテナンスできる方に引き継いでいただけば
船も幸せになれるのですが、、、、






ミラーディンギーについて詳しくお知りになりたい方は
日本ミラークラス協会のホームページ  へ どうぞ。

















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